- 2022年10月10日
自宅療養解除後にもSARS-CoV-2の抗原検査やPCR検査が持続陽性となる場合、感染力も含めてどのように解釈すべきでしょうか
陽性者が職場や学校などに復帰する際に 新型コロナウイルス感染症においては、症状が消失してからも長期的に SARS-CoV-2 RNAが陽性になる症例が一定数あることは知られています。 これらの症例で感染性が持続する期間についての検討がいくつかの報告でなされており、RNAが陽性であっても必ずしも感染性のあるウイルス粒子が存在しているとは限らず、軽症・中等症においては、発症10日目以降の症例からの感染のリスクは低いことが示唆されています。 一方で、重症者(人工呼吸器またはECMOによる治療を必要とした者)は発症15日程度までは一部の症例で感染性のあるウイルス排泄が長引く可能性が示唆されており、重度免疫不全者(造血幹細胞移植後の患者など)では、それ以降も感染性のあるウイルス排泄が長引く可能性が示唆されています。 令和3年2月25日の厚生労働省からの通達では、人工呼吸器等による治療を行った場合では、発症日から 15 日間経過し、かつ、症状軽快後 72 時間という様に一部退院基準が変更されています。 なお、CDCの推奨では、重度の免疫不全例においては、隔離

- 2022年10月5日
インフルエンザワクチンを10/11から開始します
Q 新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種することはできますか。 A 新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種は可能です。 (当院では接種間違いを避けるため原則的に行いません)。 ただし、インフルエンザワクチン以外のワクチンは、新型コロナワクチンと同時に接種できません。 2022年7月以降、インフルワクチンとコロナワクチンの接種間隔の条件はなくなりました。 Q コロナなどの感染症に罹患しました。インフルワクチンはいつから打てますか? A 感染症罹患時の状況により異なります。 ①麻しんやその他の感染症で重篤であった場合→治癒後4週間程度あけて ②入院を要するなど中等度の感染症であった場合→治癒後2週間程度あけて ③軽症の感染症→治癒し体調が回復していれば可能です。 参考までに Q コロナ感染後のコロナワクチン接種タイミングについて A 現時点では明確な指針はありません。 例えば葛飾区(保健所の見解)では、「治ったらすぐ打っていいよ」というのが基本的なスタンスになっています。 厚生労働省は、最新の資料で 「新型コロナウイル