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【カフェイン離脱性頭痛について】

カフェイン離脱性頭痛は、
日常的にカフェインを多く摂取している人が、
急に摂取量を減らしたときに起きる頭痛です。

国際頭痛分類(ICHD)では
「物質離脱頭痛」の一つ に分類されています。

実は臨床で頻度が高く、
しかし見逃されやすい頭痛 の代表格です


当院でも非常に多いタイプで、
片頭痛や緊張型頭痛に“上乗せ”されて悪化しているケースもよくあります。

【なぜ起こるのか】

カフェインは


・血管収縮作用
・覚醒作用


があるため、日常的に摂取していると体が慣れてしまいます。

ところが、
睡眠中はカフェインを摂取しないため血中濃度が急低下 します。

その結果、

・起床時に血管が拡張
→ 朝の頭痛として出現しやすい

これが“起床時頭痛”の理由です。

昼頃カフェインを摂り始めると改善するというパターンが非常に多いです。

【カフェインの過剰摂取の基準】

国際頭痛分類では明確に「過剰量」を定義しています。

【カフェイン離脱性頭痛の診断基準(要点)】


・1日に200 mg以上を10日以上、長期間摂取している


・急に摂取を減らす(もしくは中止する)


・24時間以内に頭痛が始まる


・離脱により頭痛が出て、再摂取で改善する

【カフェイン含有量の目安】

・ドリップコーヒー(1杯) 約100 mg


・コンビニコーヒー(1杯) 100〜150 mg


・エナジードリンク 80〜150 mg


・紅茶(1杯) 約30 mg


・緑茶(1杯) 約30 mg


・コーラ 約30 mg

コーヒー2杯+エナジードリンク1本で
簡単に200 mgを超えます。

加えて多くの市販薬や風邪薬にはカフェインが含まれています

【こんな方はカフェイン離脱性頭痛の可能性】

・朝の頭痛が強い
・昼過ぎると軽くなる
・コーヒー常飲が習慣
・仕事中の眠気対策でカフェインを多用
・休日に頭痛が出やすい
・片頭痛と緊張型頭痛を併発している
・旅行や体調不良でカフェインを飲まないと悪化

片頭痛を持つ方はカフェイン離脱に“敏感”なことが多いです。

【対処方法】

・急激にカフェインを断たない
・1〜2週間かけて徐々に減らす
・水分をしっかりとる
・睡眠リズムの調整
・片頭痛治療と併行する
・痛みが強いときは適切な急性期治療を

カフェイン離脱性頭痛は“離脱スケジュール”を作らないと改善しません。

【院長からのメッセージ】

薬物乱用頭痛とカフェイン離脱性頭痛は、
片頭痛・緊張型頭痛と同じくらい、
当院で非常に多い頭痛です。

特にカフェイン離脱性頭痛は見逃されやすく、
起床時の頭痛の原因として非常に重要です。

頭痛治療は
・薬の使い方
・生活習慣
・カフェイン
・睡眠
・ストレス
が互いに影響し合うため、
頭痛の背景全体”を整えることで改善します

少しでも「当てはまるかも」と思う方は相談してください。


正しい評価と治療で、頭痛は必ず軽くできます。

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