週1回の注射で食欲抑制・体重減少をサポート
新しいダイエット治療薬「マンジャロ」導入のお知らせ
当院では、週に1回の注射で**食欲を抑え、血糖値の改善や体重減少が期待できる新しい治療法「マンジャロ(Mounjaro®)」**を導入しています。
従来のGLP-1受容体作動薬「リベルサス」と比較して、マンジャロはGLP-1とGIPの2つのホルモンに作用し、より高い治療効果が期待されています。
マンジャロの特徴
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週1回の自己注射で治療が可能
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食欲を自然に抑制し、無理なく体重減少をサポート
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血糖値の改善効果もあり、糖尿病予備群の方にも適応あり
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副作用は従来のGLP-1製剤と同程度(主に吐き気、下痢、便秘など)
治療の流れ
・初回導入時:
当院にて看護師の指導のもと、患者様ご自身で注射を行っていただきます。
※自己注射に不安のある方は、週に1回ご来院いただき、院内で注射を行うことも可能です。
・4〜5週間後:再診
副作用の有無や効果を確認し、問題がなければ治療を継続していただきます。
初期用量の2.5mgを4週間継続後、必要に応じて5mgまで増量することも可能です。
ご注意
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本治療は自由診療となります(保険適用外)。
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注射薬の保管方法・使い方については、初回時に丁寧にご説明いたします。
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副作用が出た場合にはすぐにご相談ください。
ご興味のある方は、お気軽にスタッフまでお声がけください。
💊 自由診療価格表(税込)
内服薬リベルサス錠
3mg × 30日分7,700円
7mg × 30日分17,000円
注射薬マンジャロ注射
2.5mg × 4週間分25,000円
5.0mg × 4週間分50,000円
📝 ご注意
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すべて自由診療(税込)での価格となります。保険は適用されません。
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問診により適応と安全性を確認のうえ処方いたします。
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マンジャロは週1回自己注射型の治療となります。
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必要に応じた血液検査を実施する場合があります(別途費用あり)。
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ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。
🧬 1. マンジャロの作用機序(Mechanism of Action) 🔹【GIP:胃抑制ポリペプチド】受容体作動作用 GIP(glucose-dependent insulinotropic polypeptide)は、食後に小腸上部から分泌されるインクレチンの一種。 インスリン分泌を血糖値依存的に促進しつつ、グルカゴン分泌を抑制。 脂肪組織においては脂肪の蓄積を抑制し、脂肪燃焼を促進する作用も報告。 🔹【GLP-1:グルカゴン様ペプチド-1】受容体作動作用 食後、小腸L細胞から分泌され、インスリン分泌促進・グルカゴン抑制・胃排出遅延・中枢性食欲抑制を介して血糖降下。 中枢の摂食中枢に働き、満腹感を高めることによって食事量を自然に減少させる。
⚙️ 2. 「マンジャロ」はなぜ強力か? マンジャロはこの GIPとGLP-1の両方の受容体に作用する「デュアルアゴニスト」。 ✅ 相乗効果(synergistic effect) GIPの作用により、GLP-1の副作用(悪心・嘔吐)を抑制しながら、体重減少効果を強化するというデータもある。 インスリン分泌刺激において、GLP-1単独よりGIP+GLP-1併用のほうが高い効果が出ることが臨床試験で証明されています(SURPASS試験など)。
マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、肥満治療や2型糖尿病治療に用いられるGIP/GLP-1受容体作動薬で、従来のGLP-1受容体作動薬と比較してより強力な食欲抑制・血糖降下・体重減少効果が期待されます。 以下に、マンジ ャロの機序的な基礎を医学的観点から詳しく解説します。
🧪 3. 薬理的特性(Pharmacological Features) 特性説明 週1回皮下注長時間作用型。血中半減期が5日以上で持続効果が高い。 血糖値依存性のインスリン分泌低血糖を起こしにくい。 体重減少効果食欲抑制と脂肪代謝促進を同時に達成可能。 心血管リスク軽減への期待他のGLP-1薬と同様、心血管保護作用の報告あり。GIP併用によりさらに強化される可能性も。
🧭 4. マンジャロの主な効果(臨床試験より) 効果臨床試験データ例 HbA1cの改善最大-2.4%(SURPASS-2) 体重減少最大-22.5%(SURMOUNT-1) 食欲の抑制投与2~3日以内に中枢効果を実感する例も
🧑⚕️ まとめ マンジャロは、GIPとGLP-1の二重作用により、血糖改善・食欲抑制・体重減少の3つを同時に狙える新しい世代のダイエット注射です。 現在、肥満治療薬としてGLP-1単剤では効果不十分な方や、短期間で大きな効果を求める方に対して非常に注目されています。
リベルサス VS マンジャロ

📌 医学的ポイント 🔹 リベルサス3mgは「導入用」であり、減量効果は限定的 リベルサスの有効量は7mg以上とされています。 3mgは胃腸への慣れや副作用軽減のための初期用量です。 本格的な体重減少を目指すには、7mg→14mgへ段階的増量が必要です。 🔹 マンジャロ2.5mgも導入量だが、効果を感じる方も多い GLP-1+GIPの相乗効果により、初期量でも食欲抑制が強く働く例あり。 ただし、脂肪燃焼や代謝改善は5.0mg以上で本格化。 強い副作用を防ぐため、通常は2.5mgからスタート → 徐々に増量。


🩺 医師コメント:副作用面での選び方 🔹 リベルサスの副作用特徴 胃に 直接作用するため、吐き気や胃のムカムカが強く出やすい 空腹時に服用する必要があり、飲み方が難しい(誤服用による副作用悪化あり) 特に3mgから7mgへの増量期に吐き気が悪化する例が多い 🔹 マンジャロの副作用特徴 GLP-1よりもGIPが吐き気を和らげる作用があるため、比較的耐えやすいとされる 注射であることが心理的ハードルになる人も 倦怠感・軽度の頭痛・注射部位の違和感など、全身症状がやや多め

📝 注意事項( 共通) 副作用が強い場合は中断のうえ、必ずご連絡ください。 通常、1〜2週間で体が慣れてきます。 妊娠・授乳中・膵炎の既往・消化管閉塞のある方は使用できません。
下記の注意事項の内容を理解・納得したうえで、森クリニックにおけるGLP-1メディカルダイエット(リベルサスまたはマンジャロ)を自費診療として受けることに同意された方はお申し込みください。
⚠️ 副作用と使用上の注意事項 🔹 起こりうる副作用 GLP-1/GIP作動薬によるダイエット治療では、以下のような副作用がみられることがあります: 消化器症状 吐き気・食欲不振・胃もたれ・下痢・便秘など ※特に開始初期や増量時に出やすく、通常は1週間以内に慣れてきます。 倦怠感・頭痛・めまい 体調により軽い全身症状を伴うことがあります。 注射部位の反応(マンジャロ) 皮膚の赤み・腫れ・かゆみなど。 まれに見られる重篤な副作用 膵炎、胆石症、腸閉塞、甲状腺の異常など ➡ 痛み(特に上腹部痛)や発熱などがある場合は、すぐにご相談ください。 ☎ 副作用が強く出た場合、自己判断で継続せず、速やかに当院までご連絡ください。 ⚠️ 治療の中止について 以下の場合は、医師の判断により治療を一時中断・中止する場合があります: 強い副作用が生じた場合 治療効果が見られない場合 患者様の服薬・注射遵守が難しいと判断された場合 医療的に継続が適切でないと判断された場合
🔸 使用にあたっての注意事項 マンジャロ・リベルサスは医師の管理下で安全に使用することが大切です。 妊娠中・授乳中の方は使用できません。 妊娠予定がある方は、必ず事前にお申し出ください。 以下に該当する方は事前に医師へご相談ください: ・重篤な胃腸疾患のある方 ・膵炎やその既往歴がある方 ・甲状腺疾患(特に腫瘍)のある方 飲み方や使用法の変更はNG。(必ず相談してください) 必要に応じて血液検査を実施します。(別途費用が発生します) 当院では、安全に治療を継続していただくために、自由診療でも責任ある管理体制を整えています。 不安や疑問点がある方は、初診時に遠慮なくご相談ください。
費用とキャンセルについて この治療は**自由診療(自費)**であり、保険は適用されません 費用は都度ご案内の通りです(薬剤費・診察料・検査費用など) 治療途中のキャンセル・返金は原則お受けできません