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🌿 食物アレルギーについて

森クリニックでは、

  • “食べる・塗る・触れる”全ての視点からアレルギーを評価し、

  • 必要に応じて皮膚科と連携しながら再発を防ぐサポートを行っています。

🍓 食物アレルギー(赤い食物・赤色添加物・化粧品との関連) 「赤い飲み物を飲んだあとに顔が腫れた」「赤いお菓子でかゆみが出た」── そんな場合、**アレルゲンは食材そのものではなく“赤い色素や香料”**である可能性があります。 赤い食べ物・飲み物・化粧品・輸入製品には、天然・合成問わず多様な赤色成分が含まれており、 過敏体質の方ではアレルギーや刺激反応を起こすことがあります。

👶 食物アレルギー(乳幼児) 〜「食べる前に始まる」アレルギーとスキンケアの重要性〜 乳幼児期の食物アレルギーは、単に「食べて発症する」だけではありません。 近年では、**肌のバリア機能の乱れから始まる「経皮感作(けいひかんさ)」**が 大きな原因のひとつとして注目されています。 森クリニックでは、乳児湿疹や乾燥肌を「皮膚の病気」としてだけでなく、 将来のアレルギー発症を防ぐ重要なサインとして捉え、 スキンケア中心の予防的対応を行っています。

🫘 食物アレルギー(納豆・大豆製品) 〜身近な食品でも起こりうる“遅れて反応する”アレルギー〜 大豆は味噌・醤油・豆腐・納豆など、私たちの食生活に欠かせない食材ですが、 一部の人では摂取後にアレルギー反応を起こすことがあります。 近年では、**運動と組み合わさって症状が出る「大豆由来の運動誘発性アナフィラキシー」**の報告もあり、 「豆乳を飲んでサーフィンをしたら倒れた」というような事例が注目されています。

⚠️ 食物依存性運動誘発性アナフィラキシー(FDEIA)とは 食べただけでは症状が出ず、その後の運動・入浴・日光曝露などが引き金になるアレルギー反応です。 特徴 •豆乳・小麦・エビなどが原因になりやすい •発症までに1〜3時間の“タイムラグ”がある •症状は全身性のじんましんや血圧低下、呼吸困難など 対策 •食後2〜3時間は激しい運動を避ける •特定の食品後に運動して異常を感じた場合は、すぐに受診 •アナフィラキシー既往がある人はエピペン®携帯が必須 ________________________________________ 🧪 診断と評価 森クリニックでは、 •問診での摂取食品・発症時間・活動内容の確認 •**血液検査(特異的IgE)**で大豆・豆乳・納豆などの反応を評価 •必要に応じて皮膚症状や呼吸器症状の既往を整理 を行います。 食事記録は不要ですが、「どんな状況で起きたか」を具体的にお聞きします。 サプリや健康食品(ソイプロテインなど)も大切な手がかりになります。 ________________________________________ 🩺 森クリニックでの対応 •軽症の場合:抗ヒスタミン薬でかゆみ・じんましんを抑える •繰り返す場合:摂取食品・タイミングを調整し、運動との関連をチェック •アナフィラキシー既往例:エピペン®処方と家族・職場での使用指導 •スポーツ愛好者(サーフィン・ランニングなど)には、運動前の飲食管理指導も実施 🩵 食品そのものを完全に除去するよりも、 「どういう条件で発症しやすいか」を明確にすることが再発防止につながります。 ________________________________________ 🧴 関連する注意点:スキンケア・保湿との関係 乾燥肌やアトピー体質では、 **皮膚からのアレルゲン侵入(経皮感作)**が起こりやすく、 同時に食物アレルギーのリスクも高まります。 そのため、 •毎日の保湿(ヘパリン類似物質やセラミド配合剤) •紫外線・海水後のスキンケア •海辺での摩擦・日焼け防止 も大切な管理要素です。 ________________________________________ 🌿 まとめ •大豆・豆乳アレルギーは、運動や入浴などのタイミングで発症することがある •サーフィンなどアウトドア運動後に蕁麻疹や息苦しさが出たら、FDEIAを疑う •豆乳・プロテイン・健康飲料など、液体で摂取しやすい食品ほど注意が必要 •森クリニックでは、問診と血液検査を中心に、生活背景を含めた再発予防をサポート 🌊 「健康のために飲んだ豆乳で倒れた」──そんな事例を防ぐためにも、 食と運動の組み合わせを医師と共有することが大切です。

🐟 食物アレルギー(魚介類) 〜アレルギー?アニサキス?それとも食中毒?その違いを正しく理解しましょう〜 「魚を食べたらかゆくなった」「エビでじんましんが出た」── 魚介類で起こるアレルギー症状には、実は複数の異なる原因があります。 森クリニックでは、血液検査や問診を通じて、 「本当の魚アレルギー」なのか、「アニサキス由来」なのか、「鮮度に関係した反応」なのかを丁寧に見極め、 不必要な食事制限や誤解を避ける診療を行っています。

森クリニックでは、

  • **内科的アレルギー疾患(花粉症・鼻炎・蕁麻疹・アトピーなど)**を院内で完結

  • 皮膚症状の精査・パッチテスト・難治例は皮膚科連携で対応
    という二段階の診療体制を採用しています。

「まずどこに相談したらいいかわからない」
そんな時こそ、当院がアレルギー診療の入口になります。

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