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糖尿病・HbA1cが高い方の診療

健診で血糖値やHbA1cが高いと言われた方へ

 

健康診断で「血糖値が高い」「HbA1cが高い」「糖尿病の疑い」「要再検査」と指摘された場合は、症状がなくても一度状態を確認することをおすすめします。

糖尿病は初期には自覚症状がほとんどないことが多く、健診で初めて血糖値やHbA1cの異常が見つかることも少なくありません。

森クリニックでは、健診結果を確認したうえで、必要に応じて血糖値・HbA1c・尿検査・腎機能・脂質などを調べ、糖尿病なのか、糖尿病予備群なのか、現時点で治療が必要なのかを総合的に判断します。

高血圧、脂質異常症、肥満、慢性腎臓病などを合併している場合も、あわせて継続的に管理します。

健診結果をお持ちの方は、受診時に結果用紙をご持参ください。

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HbA1cが6.5%以上なら糖尿病ですか?

HbA1c 6.5%以上は「糖尿病型」と判定される基準の一つですが、HbA1cだけで糖尿病と診断するわけではありません。

血糖値や症状、再検査の結果などを組み合わせて診断します。

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糖尿病予備群でも受診した方がよいですか?

糖尿病になる前の段階から、血糖値や体重、血圧、脂質などを確認しておくことが大切です。

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生活習慣を見直すことで糖尿病への進行を予防できる可能性もあるため、「まだ糖尿病ではないから大丈夫」と放置せず、一度ご相談ください。

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[糖尿病・健診異常についてデジスマで予約する]

糖尿病とは

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糖尿病とは、インスリンの分泌不足や働きの低下により、慢性的に血糖値が高くなってしまう病気です。
血糖値が高い状態が長く続くと、血管や神経が少しずつ傷み、目や腎臓、神経、心臓・脳・足の血管など、全身にさまざまな合併症を起こします。

一方で、初期のうちは自覚症状がほとんどないことも多く、「気づいたときにはだいぶ進んでいた」ということも少なくありません。
健康診断や血液検査で「血糖が高め」「HbA1cが高い」と言われた段階で、早めにきちんと評価し、生活習慣や治療方針を整えることがとても大切です。

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なぜ血糖が高くなるのか

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血糖(血液中のブドウ糖)は、本来インスリンというホルモンによって一定の範囲に保たれています。
糖尿病では、次の2つの異常が組み合わさることで血糖が高くなります。

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● インスリン分泌が不足する
● インスリンは出ているのに、体が効きにくくなる(インスリン抵抗性)

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インスリン抵抗性を強くする要因としては、


・内臓脂肪の蓄積(お腹まわりの肥満)
・運動不足
・過食(特に糖質・脂質のとり過ぎ)
・ストレスや睡眠不足
などが知られています。

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糖尿病の種類

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糖尿病にはいくつかのタイプがあります。

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● 1型糖尿病


膵臓のβ細胞が自己免疫などで壊され、インスリンがほとんど出なくなるタイプ。
若年発症が多く、インスリン注射が必須です。

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● 2型糖尿病


日本で最も多いタイプで、遺伝的体質に、食べ過ぎ・運動不足・肥満・ストレスなどの生活習慣が重なって発症します。
インスリンは出ているものの「量が足りない」「効きが悪い」状態が続きます。

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● その他の糖尿病


膵炎・膵切除後、薬剤(ステロイドなど)、ホルモン異常、遺伝子異常などによる糖尿病。

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● 妊娠糖尿病


妊娠をきっかけに見つかる糖代謝異常。
妊娠中の管理だけでなく、
将来の2型糖尿病リスクも上がるため、産後のフォローも重要です。

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HbA1cが6.5%以上なら糖尿病ですか?

 

HbA1c 6.5%以上は「糖尿病型」と判断する基準の一つですが、HbA1cの値だけで糖尿病と診断するわけではありません。

糖尿病の診断では、HbA1cだけでなく血糖値や症状などを確認し、必要に応じて別の日に再検査を行います。

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糖尿病型と判断する主な検査値

・空腹時血糖値 126mg/dL以上
・75g経口ブドウ糖負荷試験 2時間値 200mg/dL以上
・随時血糖値 200mg/dL以上
・HbA1c 6.5%以上

これらの結果を組み合わせて判断します。

健康診断で「HbA1cが高い」「血糖値が高い」「糖尿病の疑い」と指摘されても、1回の検査結果だけでは判断できないことがあります。

健診結果をお持ちいただければ、必要な再検査を行い、糖尿病なのか、糖尿病予備群なのか、今後どのような管理が必要なのかを確認します。

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糖尿病予備群とは?治療は必要ですか?

 

糖尿病予備群とは、血糖値が正常より高いものの、まだ糖尿病と診断される基準には達していない状態です。

自覚症状がないことが多いため、健康診断で「血糖値が高い」「HbA1cが高い」と指摘されて初めて気づく方も少なくありません。

糖尿病予備群の段階では、すぐに薬が必要とは限りません。まず現在の血糖状態や体重、血圧、脂質などを確認し、食事や運動など生活習慣の見直しを行います。

HbA1c 5.6〜6.4%なら糖尿病予備群ですか?

HbA1c 5.6〜6.4%は、糖尿病の可能性や将来の発症リスクを考えるうえで注意が必要な範囲ですが、HbA1cだけで「糖尿病予備群」と判断するわけではありません。

空腹時血糖値など他の検査結果や、肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病の家族歴なども含めて総合的に判断します。

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症状がなくても受診した方がよいですか?

糖尿病や糖尿病予備群は、初期にはほとんど症状がないことがあります。

特に、

・健診で血糖値やHbA1cの異常を指摘された
・以前から血糖値が高めと言われている
・体重が増えてきた
・高血圧や脂質異常症がある
・家族に糖尿病の方がいる

といった場合は、一度検査結果を確認しておくことをおすすめします。

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森クリニックでは、健診結果をもとに必要な検査を行い、今の段階で治療が必要なのか、生活習慣の改善で経過をみられるのかを一緒に考えていきます。

健診結果をお持ちの方は、受診時に結果用紙をご持参ください。

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森クリニックでは糖尿病をどのように診療しますか?

 

森クリニックでは、健康診断で血糖値やHbA1cの異常を指摘された方から、すでに糖尿病治療を続けている方まで診療しています。

初めて受診される方は、これまでの健診結果や治療歴、現在の薬などを確認し、必要に応じて血糖値・HbA1c・尿検査・腎機能・脂質などを調べます。

糖尿病は血糖値だけを見る病気ではありません。高血圧、脂質異常症、肥満、腎機能なども確認しながら、将来の心臓病や脳卒中、腎臓病などのリスクをできるだけ減らすことを目標に継続して管理します。

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糖尿病と高血圧・コレステロールを一緒に診てもらえますか?

はい。糖尿病に高血圧や脂質異常症などを合併している場合も、あわせて診療します。

複数の生活習慣病を別々に考えるのではなく、血糖・血圧・脂質・体重・腎機能などを総合的に確認しながら治療方針を考えます。

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健診結果だけ持って受診してもよいですか?

はい。健康診断の結果をお持ちください。

「要再検査」「要精密検査」と書かれている場合だけでなく、「血糖値が少し高い」「HbA1cが以前より上がってきた」といった段階でもご相談いただけます。

健診結果を確認し、追加の検査が必要か、生活習慣の改善で経過をみられるか、治療を検討した方がよいかを判断します。

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すでに他院で糖尿病治療を受けていても相談できますか?

はい。現在の処方内容やこれまでの検査結果を確認したうえで診療します。

お薬手帳や過去の検査結果をお持ちの場合は、受診時にご持参ください。

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大血管病リスクはすでに始まっている

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「境界型糖尿病(糖尿病予備群)」とは、空腹時血糖やHbA1cの値が正常と糖尿病の中間にある状態を指します。まだ正式に糖尿病とは診断されない段階ですが、この時点でもすでに「大血管病(心筋梗塞・脳梗塞・動脈硬化など)」のリスクが高まっていることが、近年の研究で明らかになっています。

実際、正常な血糖値の方に比べて、境界型の方では心血管疾患の発症リスクが1.5~4倍に上昇していると報告されています。これは、血糖がわずかに高いだけでも、血管の内皮細胞にダメージが蓄積し始めるためです。

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さらに、この境界型の状態を放置して糖尿病に進行すると、大血管病のリスクに加えて「小血管病」も重なります。

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小血管病とは:
網膜症(目の病気)・腎症(腎不全の原因)・神経障害(しびれ・感覚異常など)といった、細い血管が障害される合併症です。

糖尿病になることで、これらの失明・透析・歩行困難など生活の質を大きく損なう合併症のリスクが一気に高まります。

 

だからこそ、「境界型」の今が最も重要

「まだ糖尿病ではないから大丈夫」と思いがちな境界型の段階ですが、実はここが予防の最終チャンスとも言えます。
食事・運動・体重管理など、生活習慣の見直しによって、糖尿病や心筋梗塞・脳卒中のリスクを大きく下げることができます。

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糖尿病の主な症状

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軽い段階では無症状のことも多いですが、血糖がかなり高くなると以下のような症状が出てきます。

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・のどが渇く(口渇)
・水分をたくさん飲む(多飲)
・尿の回数・量が増える(多尿・夜間尿)
・疲れやすい、だるい
・体重減少
・傷が治りにくい、感染しやすい(膀胱炎、皮膚感染症など)
・かすみ目

また、長年高血糖が続くことで、少しずつ合併症が進行します。

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糖尿病を放置すると起こる合併症

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糖尿病合併症は、大きく「細い血管」と「太い血管」の合併症に分かれます。

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● 細い血管(細小血管症)


・糖尿病網膜症(目の合併症)
・糖尿病腎症(CKD、末期腎不全、透析)
・糖尿病神経障害(足のしびれ、自律神経障害など)

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● 太い血管(大血管症)


・心筋梗塞、狭心症
・脳梗塞
・下肢動脈閉塞(足の血管狭窄)

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これらは「血糖値だけ」ではなく、
・血圧
・脂質(LDLコレステロール、中性脂肪)
・喫煙
・肥満
など、多くの要因が重なって進行するため、糖尿病は“全身血管の病気”とも言えます。

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糖尿病ではどのような検査をしますか?

 

糖尿病の診療では、血糖値やHbA1cだけでなく、腎機能、尿検査、脂質、肝機能などを確認します。

糖尿病は血糖値だけを見る病気ではありません。高血圧や脂質異常症を合併することも多いため、将来の心筋梗塞や脳卒中、腎臓病などのリスクも含めて総合的に評価することが大切です。

森クリニックでは、健診結果やこれまでの検査結果も参考にしながら、必要な検査を選択します。

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初診時にはどのような検査をしますか?

健診で血糖値やHbA1cの異常を指摘されて受診された場合は、血糖値・HbA1cを確認し、必要に応じて腎機能、肝機能、脂質、尿検査などを行います。

すべての方に同じ検査を行うのではなく、健診結果、年齢、体重、血圧、服用中の薬、これまでの病歴などから必要な検査を判断します。

健診結果をお持ちの方は、受診時にご持参ください。

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HbA1cとは何がわかる検査ですか?

HbA1c(ヘモグロビンA1c)は、過去1〜2か月程度の平均的な血糖状態を反映する指標です。

採血した時点の血糖値だけでは分からない普段の血糖状態を把握するために利用され、糖尿病の診断や治療経過を確認するうえで重要な検査です。

ただし、HbA1cだけで糖尿病を診断するわけではなく、血糖値などと組み合わせて判断します。

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糖尿病では尿検査も必要ですか?

尿糖だけでなく、尿蛋白や尿中アルブミンなどを調べることで、糖尿病による腎臓への影響を確認します。

糖尿病性腎症は初期には自覚症状がほとんどないため、血液検査と尿検査を組み合わせて定期的に確認することが大切です。

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血糖値やHbA1c以外も調べるのはなぜですか?

糖尿病では、高血圧や脂質異常症、肥満などが重なることで、動脈硬化による心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高くなります。

そのため森クリニックでは、「血糖値を下げること」だけを目的にせず、血圧・コレステロール・腎機能・体重なども含めて管理することを大切にしています。

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​糖尿病の治療はどのように行いますか?

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糖尿病の治療は、食事・運動などの生活習慣の改善と、必要に応じた薬物療法を組み合わせて行います。

すべての方が同じ治療を受けるわけではありません。血糖値やHbA1cだけでなく、年齢、体重、腎機能、合併症、生活スタイルなどを確認し、その方に合った治療方法を考えます。

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糖尿病と診断されたら、すぐに薬が必要ですか?

必ずしも、すぐに薬を始めるわけではありません。

血糖値やHbA1cの程度、症状、合併症などによっては、まず食事や運動などの生活習慣を見直しながら経過をみることがあります。

一方で、血糖値がかなり高い場合や、生活習慣の改善だけでは十分な効果が期待できない場合などには、早い段階から薬物療法を行うことがあります。

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糖尿病の薬にはどのような種類がありますか?

糖尿病の薬には、血糖値を下げる仕組みの異なるさまざまな種類の薬があります。

血糖値やHbA1cだけでなく、体重、腎機能、心臓や腎臓の病気の有無、低血糖のリスクなども考慮して薬を選択します。

治療開始後も経過を確認しながら、必要に応じて薬の種類や量を調整します。

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糖尿病は一度薬を始めると、一生飲み続けるのでしょうか?

必ずしもそうとは限りません。

体重減少や食事・運動習慣の改善によって血糖状態が良くなれば、薬を減量したり、中止できたりする場合もあります。

一方で、糖尿病の状態によっては長期的な治療が必要になることもあります。自己判断で薬を中止せず、検査結果を確認しながら治療を調整することが大切です。

糖尿病は血糖値だけを管理すればよいですか?

糖尿病では、血糖値だけでなく、血圧、コレステロール、腎機能、体重なども一緒に管理することが重要です。

森クリニックでは、糖尿病だけを単独で考えるのではなく、高血圧や脂質異常症なども含めて、生活習慣病を総合的に管理していきます。

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糖尿病の食事は何に気をつければよいですか?

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糖尿病の食事療法では、特定の食品を完全に禁止するのではなく、食べる量・栄養のバランス・食べ方を整え、血糖値が上がりすぎない食生活を続けることが大切です。

無理な食事制限を短期間行うよりも、自分の生活に合わせて長く続けられる方法を考えていきます。

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糖尿病では糖質を食べてはいけませんか?

ご飯・パン・麺などの糖質を完全に抜く必要はありません。

ただし、糖質は食後血糖に大きく影響するため、食べる量や組み合わせには注意が必要です。

特に、甘い飲み物、お菓子、菓子パンなどは糖質を多く摂りやすいため、日常的に摂取している場合には見直すことが重要です。

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ご飯やパンはどのくらい食べてもよいですか?

適切な量は、年齢、体格、活動量、体重、血糖状態などによって異なります。

「糖尿病だからご飯は○gまで」と全員に同じ量を決めるのではなく、その方の生活や治療目標に合わせて調整する必要があります。

食べる量だけでなく、主食・主菜・副菜を組み合わせ、栄養バランスを整えることも大切です。

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野菜から先に食べると血糖値は上がりにくくなりますか?

野菜やきのこ、海藻類などに含まれる食物繊維を取り入れ、糖質だけに偏らない食事にすることは食後血糖の急激な上昇を抑えるうえで役立ちます。

ただし、「野菜を先に食べれば何をどれだけ食べてもよい」ということではありません。食事全体の量とバランスを整えることが基本です。

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食べる順番で血糖値の上がり方は変わりますか?

同じ食事でも、食べる順番によって食後血糖の上がり方が変わることがあります。

野菜やきのこ、海藻などの食物繊維を含む食品や、肉・魚・卵・大豆製品などのたんぱく質を含む食品を先に食べ、ご飯・パン・麺などの炭水化物を後に食べる方法があります。

2型糖尿病の方を対象とした研究では、炭水化物から先に食べた場合と比較して、野菜とたんぱく質を先にして炭水化物を最後に食べることで、食後血糖の上昇が抑えられたことが報告されています。

そのため、「野菜だけを先に食べる」と考えるより、

野菜・たんぱく質 → ご飯・パン・麺などの炭水化物

という順番を意識すると実践しやすいでしょう。

ただし、食べる順番だけで糖尿病が改善するわけではありません。食事全体の量や内容、間食、体重管理などと組み合わせることが大切です。

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糖尿病では間食をしてはいけませんか?

間食を完全に禁止する必要はありませんが、回数・量・内容には注意が必要です。

お菓子や甘い飲み物を習慣的に摂っていると、知らないうちに糖質や総摂取エネルギーが増えていることがあります。

間食を含めて1日の食生活全体を見直すことが大切です。

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厳しい食事制限を続けなければいけませんか?

糖尿病治療で重要なのは、短期間だけ頑張ることではなく、無理なく続けられる食生活を作ることです。

森クリニックでは、血糖値やHbA1cだけでなく、体重や生活習慣なども確認しながら、その方が継続しやすい方法を一緒に考えていきます。

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運動していれば、食事は気にしなくてもよいですか?

いいえ。運動は糖尿病治療にとても重要ですが、運動だけで食べ過ぎを帳消しにすることは簡単ではありません。

例えば、1日1万歩歩いても、消費するエネルギーは体格や歩き方によって数百kcal程度です。一方、どら焼き1個でも約300 kcalになることがあります。

つまり、せっかく運動しても、甘いものや間食を追加することで、運動によるエネルギー消費のかなりの部分が相殺されることがあります。また、糖質の多い食品は食後血糖を上昇させます。

そのため糖尿病では、「運動したから食べても大丈夫」と考えるのではなく、まず食生活を整え、そのうえで運動を組み合わせることが大切です。

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糖尿病ではどのような運動をすればよいですか?

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糖尿病では、ウォーキングなどの有酸素運動と、筋肉を維持・増加させる筋力トレーニングを組み合わせることが基本です。

運動によって筋肉でブドウ糖が利用されやすくなり、血糖管理の改善だけでなく、体重管理や体力維持にも役立ちます。

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ウォーキングはどのくらいすればよいですか?

まずは、無理なく続けられる時間と頻度から始めることが大切です。

まとまった運動時間を確保することが難しい場合でも、歩く時間を増やす、階段を利用するなど、日常生活の中で身体活動を増やすことから始められます。

慣れてきたら、体力や持病などに応じて運動量を調整していきます。

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食後に運動すると血糖値に効果がありますか?

食後にウォーキングなどの軽い運動を行うことは、食後血糖の上昇を抑えるのに役立つことがあります。

ただし、治療内容や体調によって適切な運動のタイミングは異なります。無理に激しい運動をする必要はありません。

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筋力トレーニングも必要ですか?

筋肉はブドウ糖を利用する重要な組織です。そのため、ウォーキングなどの有酸素運動だけでなく、スクワットなどの筋力トレーニングを組み合わせることも有効です。

特に年齢とともに筋肉量は低下しやすいため、自分の体力に合わせて継続することが大切です。

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糖尿病なら誰でも運動してよいですか?

すべての方に同じ運動が適しているわけではありません。

血糖値が著しく高い場合や、心臓病、腎臓病、網膜症、足の病気などがある場合には、運動内容に注意が必要なことがあります。

治療中の病気がある方や、これまで運動習慣がなかった方は、無理に始めず医師に相談してください。

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食事と運動では、どちらが大切ですか?

糖尿病の治療では、食事療法と運動療法のどちらも大切です。

その中でも、毎日の食事は血糖値や体重に直接影響するため、まず食生活を整えることが糖尿病治療の重要な土台になります。

運動を頑張っていても、摂取するエネルギーや糖質が多ければ、十分な血糖改善や体重減少につながらないことがあります。

一方で、運動には筋肉でブドウ糖を利用しやすくし、インスリンの働きを改善する効果があります。

そのため、

「食事か運動か」の二者択一ではなく、食事療法を基本として、無理なく続けられる運動を組み合わせる

という考え方が大切です。​​​​

食事カロリー、運動消費カロリー.png

糖尿病の薬はどのように選びますか?

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糖尿病の薬は、HbA1cの値だけで決めるものではありません。

血糖値やHbA1cに加えて、年齢、体重、腎機能、心臓病や腎臓病の有無、低血糖の起こりやすさ、生活スタイルなどを考慮して選択します。

同じHbA1cでも、その方の状態によって適した薬が異なるため、治療開始後も検査結果や体調を確認しながら薬の種類や量を調整します。

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「糖尿病の薬にはどのような種類がありますか?」

 

● メトホルミン
・肝臓からの糖の放出を抑え、インスリンの効きをよくする
・体重増加が少なく、低血糖も起こしにくい
・2型糖尿病の第一選択薬とされることが多い

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● DPP-4阻害薬
・インクレチンというホルモンの働きを高め、食後のインスリン分泌を助ける
・低血糖が起こりにくく、高齢者にも使いやすい

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● SGLT2阻害薬
・腎臓から余分な糖を尿に出すことで血糖を下げる
・体重や血圧も下がりやすい
・心不全や腎臓を守る効果も期待されている
・脱水や尿路感染症には注意が必要

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● GLP-1受容体作動薬・GIP/GLP-1作動薬(注射薬・一部内服薬)
・食欲を抑え、胃の動きをゆっくりにし、インスリン分泌を賢く助ける
・体重減少効果が期待できる
・心血管・腎保護効果が報告されている薬剤もある

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● SU薬・グリニド薬
・膵臓からのインスリン分泌を強く促す
・血糖を下げる力は強いが、低血糖や体重増加に注意

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● チアゾリジン系
・インスリン抵抗性を改善
・体重増加や浮腫、心不全への注意が必要

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● インスリン治療
・1型糖尿病では必須
・2型糖尿病でも、膵臓の機能が低下してきた場合や、手術・妊娠・重症感染症のときなどに必要となる

それぞれの薬には「得意なところ」と「注意点」があり、年齢・体重・合併症・生活パターンに応じて組み合わせます。

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マンジャロとはどのような糖尿病の薬ですか?

マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、GIPとGLP-1という2つの消化管ホルモンの働きを利用した週1回の注射薬です。

血糖値に応じてインスリン分泌を促す作用などにより血糖値を改善します。また、食欲や体重にも影響するため、2型糖尿病で肥満を伴う方などでは治療選択肢の一つになります。

ただし、「体重を減らすためだけの糖尿病薬」ではありません。 糖尿病治療として使用する場合には、その方の血糖状態、体重、合併症、他の薬などを確認して治療を選択します。

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マンジャロを使うと体重も減りますか?

マンジャロによる治療では、血糖改善とともに体重減少がみられることがあります。

一方、効果には個人差があり、食事療法や運動療法が不要になるわけではありません。

また、吐き気、食欲低下、便秘、下痢などの消化器症状がみられることがあります。そのため、状態を確認しながら適切な用量で治療を進めることが大切です。

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リベルサスとはどのような薬ですか?

リベルサス(一般名:セマグルチド)は、GLP-1受容体作動薬を飲み薬として使用できる2型糖尿病治療薬です。

血糖値に応じてインスリン分泌を促す作用などにより血糖値を改善します。また、食欲や体重に影響することがあります。

服用方法に特徴があり、空腹時に少量の水で服用し、その後一定時間は飲食や他の薬の服用を避ける必要があります。

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マンジャロとリベルサスはどちらがよいですか?

どちらが適しているかは一概には決められません。

マンジャロは週1回の注射薬、リベルサスは毎日服用する経口薬という違いがあります。また、血糖値、HbA1c、体重、腎機能、併存疾患、他の治療薬、注射への抵抗感、生活スタイルなどによって選択が変わります。

「体重が減りそうだから」という理由だけで選ぶのではなく、その方の糖尿病治療全体を考えて選択することが重要です。

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マンジャロとゼップバウンドは何が違うのですか?

マンジャロとゼップバウンドは、どちらもチルゼパチドという同じ有効成分を使用した注射薬です。

大きな違いは、日本で承認されている効能・効果です。

マンジャロは「2型糖尿病」の治療薬として承認されています。一方、ゼップバウンドは一定の条件を満たす「肥満症」などに対して承認されています。つまり、同じ有効成分であっても、商品ごとに承認された使用目的や使用条件が異なります。

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リベルサスとウゴービも同じ成分なのですか?

はい。リベルサスとウゴービには、いずれもセマグルチドという有効成分が使用されています。

ただし、リベルサスは2型糖尿病の治療薬として使用される飲み薬であるのに対し、ウゴービは一定の条件を満たす肥満症に対して使用される注射薬です。

このように、同じ有効成分を使用していても、剤形、投与量、承認された効能・効果、使用条件などが異なる医薬品があります。

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ゼップバウンドやウゴービなら、誰でも保険で肥満治療を受けられますか?

いいえ。

ゼップバウンドやウゴービを肥満症に対して保険診療で使用するためには、BMIや肥満に関連する健康障害などの患者要件を満たす必要があります。

さらに、一定の要件を満たした医療機関での診療や、食事療法・運動療法、管理栄養士による栄養指導などを含めた継続的な体重管理が求められています。

したがって、単に「体重を減らしたい」という理由だけで、誰でも保険診療としてゼップバウンドやウゴービを使用できるわけではありません。

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マンジャロを自由診療で体重管理に使用することはどう考えればよいですか?

マンジャロは日本では2型糖尿病を効能・効果として承認されているため、糖尿病ではない方の体重管理を目的として使用する場合は、承認された効能・効果とは異なる使用になります。

一方、体重管理を希望する方の中には、肥満に伴う健康上の問題を抱えていても、ゼップバウンドやウゴービの保険診療上の要件を満たさない方もいます。

自由診療で薬物療法を行う場合にも、薬だけを処方するのではなく、医師が体重、既往歴、服用薬、血液検査、食生活、副作用などを確認し、適切に経過を管理することが重要です。

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マンジャロを自由診療で使用することについて

マンジャロは、日本では2型糖尿病の治療薬として承認されています。そのため、糖尿病ではない方が体重管理を目的として使用する場合は、承認された効能・効果とは異なる使用となります。

森クリニックでは、体重管理を目的としてマンジャロを使用する場合、初回に医師が診察を行い、既往歴、服用中の薬、体重などを確認したうえで、使用できるかを判断します。

継続時には、体重の変化や体調、副作用の有無などを確認しながら治療を継続します。体調に問題がある場合や、治療内容の変更が必要な場合には医師が診察します。

マンジャロに限らず、体重管理のための薬物療法では、薬の特徴や副作用を理解し、必要な確認を行いながら適切に使用することが大切だと考えています。

森クリニックでは、自由診療のダイエット外来についても、薬の使用だけを目的とするのではなく、医学的な体重管理の一つの選択肢として診療を行っています。

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低血糖とはどのような状態ですか?

 

低血糖とはどのような状態ですか?

低血糖とは、糖尿病の治療中などに血糖値が必要以上に低くなった状態です。

一般に血糖値が70mg/dL未満になると低血糖として対応が必要になりますが、症状の現れ方には個人差があります。

特にインスリンや一部の糖尿病薬を使用している方では注意が必要です。

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低血糖になるとどのような症状が出ますか?

低血糖になると、冷や汗、手のふるえ、動悸、強い空腹感、だるさ、めまい、集中しにくいなどの症状が現れることがあります。

さらに血糖値が低下すると、意識がもうろうとしたり、自分で適切な対応ができなくなったりすることがあります。

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低血糖になったらどうすればよいですか?

意識があり、自分で飲食できる場合には、ブドウ糖など吸収の速い糖質を摂取します。

その後も症状が改善しない場合には、再度血糖値を確認するなどして対応します。

意識障害がある場合には、無理に飲食させると誤嚥する危険があります。自分で糖分を摂取できない状態では、周囲の方が救急要請するなど速やかな対応が必要です。

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なぜ低血糖になるのですか?

糖尿病薬だけでなく、食事量が少なかった、食事時間が遅れた、いつもより強い運動をした、飲酒したなど、薬と生活のバランスが変わることで低血糖が起こることがあります。

低血糖を繰り返す場合には、自分の判断だけで薬を減らしたり中止したりせず、治療内容を見直すことが大切です。

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マンジャロやリベルサスでも低血糖になりますか?

マンジャロやリベルサスは、単独で使用した場合には低血糖を起こしにくい薬です。

ただし、インスリンやSU薬など、低血糖を起こす可能性のある糖尿病薬と併用している場合には注意が必要です。

糖尿病の薬は「血糖値を下げる薬」と一括りにするのではなく、それぞれ作用や低血糖の起こりやすさが異なることを理解して使用することが大切です。

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​糖尿病のシックデイとは?体調不良のときはどうすればよいですか?​

 

糖尿病の「シックデイ」とは何ですか?

糖尿病の方が、発熱、感染症、嘔吐、下痢、食欲不振などで普段どおりに食事ができない状態を「シックデイ」と呼びます。

食事をしていないから血糖値も下がるとは限りません。感染症や発熱などのストレスによって、むしろ血糖値が上昇することもあります。

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食事ができないときも糖尿病の薬を飲んでよいですか?

糖尿病薬は種類によって対応が異なります。

食事がほとんど摂れない状態でいつも通り服用すると、低血糖や脱水などのリスクが高くなる薬があります。一方で、自己判断で中止すると危険な治療もあります。

そのため、シックデイにはすべての糖尿病薬を一律に「飲む」「中止する」と判断しないことが大切です。

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シックデイで特に注意する薬はありますか?

特に注意したいのが、SGLT2阻害薬、メトホルミン、インスリン、SU薬などです。

嘔吐や下痢、食事・水分摂取が難しい状態では、脱水や低血糖などのリスクが変化します。またSGLT2阻害薬では、血糖値がそれほど高くなくてもケトアシドーシスを起こすことがあるため注意が必要です。

服用している薬によって対応が異なるため、あらかじめ自分の薬のシックデイルールを確認しておくことが大切です。

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マンジャロやリベルサスを使用中に嘔吐や下痢が起きたら?

マンジャロやリベルサスでは、吐き気、嘔吐、下痢などの消化器症状がみられることがあります。

症状が強く、食事や水分が十分に摂れない場合には、脱水などに注意が必要です。 無理に治療を継続するのではなく、医療機関へ相談してください。

特に強い腹痛や繰り返す嘔吐、ぐったりするなど普段と異なる症状がある場合には、早めの受診が必要です。

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シックデイでは何をすればよいですか?

まずは安静にして、可能であれば水分を少量ずつでも摂ることが大切です。

血糖測定ができる方は、普段よりこまめに血糖値を確認します。

そして、

水分が摂れない/嘔吐を繰り返す/高血糖が続く/強い腹痛がある/意識がもうろうとする/呼吸がおかしい

などの場合には、早めに医療機関へ相談・受診してください。

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糖尿病と他の病気との関係

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糖尿病は、以下のような他の生活習慣病と深くつながっています。

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・高血圧
・脂質異常症(高脂血症)
・肥満・脂肪肝
・慢性腎臓病(CKD)
・睡眠時無呼吸症候群
・痛風・高尿酸血症

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これらが重なるほど、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。
血糖だけでなく「血圧・コレステロール・体重・腎機能」を総合的に管理することが重要です。

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糖尿病とライフステージ

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● 高齢者の糖尿病(詳細は下部を参照)


・低血糖を避けることを最優先
・転倒や認知機能への影響も考慮
・“きれいな数値”よりも“安全な日常生活”が大切となります。

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● 妊娠と糖尿病


・妊娠中は血糖コントロールの目標が少し厳しくなります
・胎児への影響を考え、一部の薬は中止してインスリンに切り替えることもあります

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● 手術・造影検査・シックデイ


・手術前後や造影剤使用時には、腎機能や脱水に注意
・発熱・嘔吐・下痢など「シックデイ」には、薬の飲み方・水分のとり方を個別に調整する必要があります

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​院長からのメッセージ

​

糖尿病は「一度かかったら終わり」ではなく、
付き合い方次第で、合併症を最小限に抑え、健康寿命をしっかり守ることができる病気です。

​

大切なのは、
・ご本人の生活スタイル
・お仕事や家族構成
・目標とする生活のイメージ
を共有しながら、「現実的に続けられる治療」を一緒に考えることだと考えています。

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​

血糖値やHbA1cの数字はあくまで“道しるべ”であり、
最終目標は「その人らしく、安心して暮らせる時間を増やすこと」です。

​

健康診断で血糖やHbA1cが気になった方、すでに糖尿病と診断されているけれど不安を感じておられる方、
「薬を増やすべきか」「減らせるのか」一度整理したい方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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【関連項目】

​​

高血圧


糖尿病

​

脂質異常症

​

痛風・高尿酸血症

​

脂肪肝

​​

慢性腎臓病(CKD)

​​

​睡眠時無呼吸症候群

高齢者の糖尿病管理は「攻めすぎない」が基本

​​高齢者の糖尿病治療では、若い世代と同じ「厳格な血糖値」を目標にすると

 

● 低血糖
● フレイル(虚弱)
● 転倒
● 認知機能低下
など重大なリスクにつながることがあります。

​​

そのため、高齢者の糖尿病は 「安全最優先」 の治療が原則です。

​​​​​

高齢者の糖尿病管理は、個々の状態に応じて3つのカテゴリーに分類

​

日本糖尿病学会・老年医学会の合同委員会による分類は、次の3つです。

──────────────────────
● カテゴリーⅠ:自立度が高い高齢者
(健常高齢者・基本的ADL自立)

​

● カテゴリーⅡ:軽度の認知症や多職性疾患を持つ高齢者
(生活機能は維持しているが、複数疾患や軽度認知症あり)

​

● カテゴリーⅢ:要介護・中等度以上の認知症のある高齢者
(生活機能の低下、介護が必要)
──────────────────────

​

この分類に応じて、HbA1c目標を柔軟に設定します。

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高齢者のHbA1c目標値

──────────────────────
● カテゴリーⅠ(健常/自立):6.0〜7.0%
→ 低血糖リスクが低ければ 6.5%未満も可
→ ただし過度な厳格管理は不要

​

● カテゴリーⅡ(軽度認知症・多病):7.0〜7.5%
→ 安全と効果のバランスをとる領域
→ 7.0%未満に無理に下げない方が良い

​

● カテゴリーⅢ(中等度認知症・要介護):7.5〜8.5%
→ 低血糖の危険を避けることが最優先
→ 多少高めでも「安全な日常生活」を重視
──────────────────────

※ インスリン・SU薬など“低血糖を起こしやすい薬”を使う場合は、
  目標値をさらに緩めることもあります。

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高齢者における低血糖の危険性

​

高齢者が低血糖を起こすと:

​

● 転倒骨折
● 認知機能の急速悪化
● 不整脈 → 心不全
● 意識障害(命に関わる)

​

など、若年層よりもはるかに重大な影響を受けます。

​

特に注意すべき薬:
・インスリン
・SU薬(アマリール、グリミクロンなど)
・グリニド薬
→ 高齢者では“適応を慎重に”が必須です。

​

高齢者の糖尿病治療で大切なポイント

​

● 「低血糖を起こさない」ことが最重要
● 数字だけでなく、日常生活の質(QOL)を優先
● 運動は無理のない範囲(転倒しない工夫)
● たんぱく質不足によるフレイル化に注意
● 食事は“やや多めのたんぱく質+適度な糖質”が基本
● 水分不足は高血糖悪化・脱水・血栓症の原因
● 家族や介護者との情報共有が不可欠
● 認知機能に応じて薬をシンプルに整理(ポリファーマシー回避)

【高齢者の HbA1c が「高すぎる」or「低すぎる」場合】

● HbA1cが高すぎる(9〜10%以上)
→ 脱水、感染症、尿路症状、体重減少に注意
→ 緩やかに改善を目指す(急激に下げない)

● HbA1cが低すぎる(6%台前半〜5%台)
→ 「頑張りすぎ」「薬が強すぎる」可能性


→ 特にインスリン・SU薬の場合は危険信号

​

高齢者治療では “ちょうど良い”血糖値に保つバランス がとても大切です。

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院長からのメッセージ

​

高齢者の糖尿病治療は、若い方とはまったく考え方が異なります。
“きれいな数字”を追いかけるより、
安全で、無理なく、日常生活が保てる治療 のほうが重要です。

​

森クリニックでは、


● 低血糖のリスク
● 認知機能
● 合併症
● 生活状況(家族構成、介護、食事)


などを確認した上で、一人ひとりに合った目標値を設定しています。

​

「どこまで治すべきかわからない」
「薬を減らせるのか知りたい」
「高齢の家族の治療が適切か不安」

​

そんな時は、いつでもご相談ください。

​

​糖尿病・HbA1c高値について相談する​

​​​

 

 

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